ご本人のニーズを入れる理由
保護者様のニーズだけでなく、あくまで生徒さんご自身が【主役】です。
レッスンを『やらされてる』感ではなく、主体的に取り組んでほしいので、ご本人・保護者様・講師が同じ方向を向いていくためにも、大切な要素となります。
見通し→実施→振り返り→見直し
①目標設定に対して、ご本人の状況や得意な学び方を鑑みたステップ(手立て)を考案。目標値に達するために、レッスンで実施することを可視化し、見通しを共有します。
②実際のレッスンで実施します。
③日々のフィードバックで「今、ここ(現在値)」を共有。また、毎回のレッスン時に講師はモニタリング(振り返り)をし、手立ての進捗と妥当性を検証します。
④手立ての追加や、変更が必要な場合には適時最適なものに変更していきます。
計画=絶対!ではない
仮に同じステップに留まっている場合、ご本人の問題(努力やスキルの不足)ではなく、講師の提示方法を変えた方法がよいと考えます。《学び手は正しい》からです。
人間は日々成長していくので、計画策定時点での状況とは適したステップが変わっていくことは往々にして起こり得るのです。
ですから、「ステップがクリアできない」というご心配は基本的に不要です。ご安心ください!
音楽とは一見するとまったく関係のなさそうなことでも、得意な学び方につながるヒントはあります。
好みが変化するのもまた、成長の証です。些細なことでも遠慮なく、共有してください。
《困り》を記載することに対して抵抗を持つ方もいらっしゃるかもしれません。ですが、《困り》とは《悪》ではありません。
むしろ、なぜそれが起きているのか、仮に同じステップに長くいる場合、講師の提示方法を変えた方法がよいと考えます。ご成長に向けたキーワードになっている、とスエルテでは考えています。
どうぞポジティブに捉えて、どんどん共有してください。
ただプランを立てる、というのでは『この通りの手順、期間で遂行すべきもの!』という強迫観念になりかねません。
それは、スエルテの理念の真逆です。
計画も、レッスンも、ご本人と同じく《生きている》ものであり、《進化》していくものです。
実施して、振り返ってみて、よきものは継続しますが、「こちらの方が早道」という方法が出てきたり、「この段階で、このスキルも獲得できそう!」など、目標に向かうルート変更が起きる場合みあります。
その際は保護者様にご説明・合意形成した上で、前向きなアップデートをしていきます。