謎に思える行動にも、理由がある
以前も投稿したのですが、人の取る行動には4つの機能があります
1つは、感覚欲求(自己刺激)
2つめは、回避・逃避
3つめは、注目引き
さて
今日はいよいよ4つめ、物・活動の要求です
とても簡単に言うと、
欲しいものを得るための問題行動です
たとえば、
お母さんのスマートフォンでゲームをしたい子どもがいるとします
今、親子は電車に乗っています
横並びに座っていましたが、
すぐに車窓からの景色にも飽きてしまいました
子どもは足をバタバタさせました
お母さんが「やめなさい」と言います
※この流れは、注目引きと類似しています
次に子どもは椅子を降りて、
手すりに片手でつかまってブラブラと左右に大きく体をゆすります
車内は椅子は満席ですが、
立っている人は少ないです
お母さんが周りの目を気にして
「やめなさい」と言いましたが
子どもは片手でブラブラを続けています
お母さんがカバンからスマートフォンを
取り出しました
子どもの目が光ります👀✨
「ほら、使っていいから!」
諦めたように言うお母さんが言うや否や
子どもは何事もなかったかのように
椅子に戻ってスマートフォンのゲームを
開始します
作成成功😅
このお子さんは、目的物の取得ができました!
おそらく、過去に何度も成功経験を積んで
いるはずです
これが、物・活動の要求です
目的物取得以外の例では、、、
・自分をほめてほしい
・一緒に遊んでほしい
・かまってほしい
・抱っこしてほしい
などなどです
レッスンでもあるあるのソレと、対応方法
レッスンでよくありがちなのは
・合格にしてほしい
・シールを貼ってほしい
・好きな曲や興味のある挿絵のページをやりたい
・他の楽器を触りたい
(ピアノレッスンだが、バイオリンを弾きたい等)
・目についた物が気になって触りたい
・おしゃべりしたい(話を聞いてほしい)
・レッスンを終えて早く遊びに行きたい
などがあります💡
そんな時に見られる《行動》の具体的な
例を挙げてみます
・席を立つ
・間違えたしまったのを無かったことにする
(誤魔化す)
・「家では上手に弾けていた」と言う
・やるべきこと(弾く或いは準備)に
とりかからない
・泣く
※↑「じゃあ、●●やる?」と言われること待ち
などです
冒頭で挙げた過去の記事の、
注目引き、回避と、今回のモノ・活動の要求、
似たエピソードがあることをお気づきに
なられたでしょうか?
例えば泣くだった場合に、
途中から目的が変わることがあります
はじめは、やりたくない(回避)だったと
します
でも泣くことで、大人がかまってくれた
(注目引きに成功✨)
さらに、魅力的なシールや、iPadなどの
デジタル教材が目に入ってきたとしたら?
「今すぐシールやりたい!」
「iPadやりたい❗️」
(物・活動の要求)
ここで、見通しとして
やるべき課題を終えたらシールなりiPadが
出来る流れにするのはOKパターン🙆♀️
しかし、泣き止ませるために
「ちょっとだけだよー」か何か言って
シールやiPadが出てきたら、、、
泣けば好きなことができる!
という誤学習になってしまう
今後も、やりたくない時には泣くという
武器を使ってしまうかも⁈
さあ、大人の腕の見せどころです
楽しく
ワガママではなく
やるべきことをやって
目標達成する✨
=自信がつく💪✨
そんな時間を一緒に作っていきましょう♪