· 

【ほめる】前にしておくこと

【ほめる】を始めるための準備

〜ペアレントトレーニングの視点〜

 

 

私がレッスンで重きをおいている3つの要素のうちのひとつが、ほめる、です

 

ほめることの大切さや効果については

本当に本当に大事に考えているので、

改めてじっくり語りたいと思います

 

 

え?…今じゃないの?

 

…はい

それには理由があります

 

 

私はペアレントトレーニングの養成を受けて、

実際にグループでの講座も開いていました

 

その時の経験則ですが、、、

 

先ずはいきなり他者を褒めることを始めるより、

ご自身を褒めることからの方がずっと

効果的であると感じるからです

 

 

 

この記事を読んでくださるみなさんは、

誰かに日頃、褒められていますか?

 

例えばご家族や同僚などに…

・今日のご飯、美味しいね

(お弁当、美味しそうだね)

・新しい髪型、似合っているよ

 

 

・その服、いいね

・家(または職場)をきれいにしていてくれてありがとう

 

など、言われていますか?

 

 

あるいは、子どもの頃にご家族や先生、または友達に褒められた経験はありますか?

 

 

ペアレントトレーニングの中でこの2つの質問をすると、

意外に答えがスムーズに返ってこないことがあります。

 

私は、後者の質問に対しては正直を申し上げると、ごく少ないです

 

 

 

私は3人兄弟の第一子で、年もそれぞれ離れていました

 

父も母も、周りとの比較をするタイプなのと、褒めるハードルの高い類の方々でした

 

 

例えば、父にテストの点を聞かれて、「95点だよ」と言ったとします。返ってきたのは、

「なんだ、100点じゃないのか」

 

母に「見て!机の上を片付けたよ」と言ったとして、

「弟なんかいつも綺麗よ」

 

あるいは、「スイミングの検定、受かったよ」と報告したとして、

「ずいぶん(時間)かかったわね。◯◯ちゃんなんてとっくに選手コースだってよ」

 

 

 

一時が万事、そんな調子なので、

どういう影響を及ぼしたかというと…

自己評価が低い、いわゆる自己肯定感の低いタイプの人間なりました

 

そんな中で、唯一私を褒めてくれたのは、

祖母とバイオリンの先生でした

 

祖母は、私がバイオリンを弾いていると、

「その曲なんて言うの?いい曲ね。もう一回聴きたいなあ」

と言ってくれました

 

私はもちろん、張り切って取り組みます

 

 

バイオリンの先生は、

「お!今のところ良くなった!さすがだね」と言ってくださいました

 

嬉しくてまた練習に励んだのは、言うまでもありません

 

 

案外と多いのです…褒められた経験の少ない方。

兄弟と比べられたり、できて当然だと言われたりして育ちました、という方。

 

そうすると、どうなるかというと、

いざ人を褒める時に、何を褒めたらいいのかわからないとか、

がんばって褒めようとするけどぎこちなくなる等が生じてきます

 

 

 

さて、最後の質問ですひらめき電球

あなたは、自分にご褒美をしていますか?

あるいは、自分にとって嬉しいことは何か、知っていますか?

 

簡単なことでいいのです

 

私の自分へのご褒美の一例を紹介します

・アイスを食べる

・ビールを飲む

・外食する

・ケーキを食べる

・二度寝する

・好きな韓国ドラマを見る

・すきなおかずを一品作る

 

…食べることが多いですね(笑)

でも、こうしてリストアップすることで、

自分が《快》を感じるための要素を知ることができるのです

 

次回は実践ベースのお話をしますね^_^